超音波検査装置の技術は日々進歩しています。
近年、肝臓や乳腺の病変の評価として積極的に使われるようになってきたエラストグラフィもその1つです。
エラストグラフィによって「硬さ」を数値化し、定性的・定量的な評価が出来るようになったことで診断の役に立つとされているのです。
具体的には、エラストグラフィによって
・肝細胞への脂肪の沈着の度合いを数値化して評価し、継続的な経過観察の指標にもなる
・硬さの情報を加味して乳腺の病変の良性・悪性の評価をする
といったことが可能になりました。
こういった技術を臨床に応用するためには、ただ装置のボタンを押すだけでなく原理をしっかりと理解しておきたいところです。
超音波検査の基礎がここでも活きてきますね。
参考サイト:
日本超音波医学会第30回九州地方会 特別講演:
http://www.kyushu-jsum2020.org/doc/special_lecture.pdf
乳癌の新しい画像診断:
https://nyugan.info/medical/topics/2008/topics24.html
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